「アメノミナカヌシ様、お助けください」
「アメノミナカヌシ様、ありがとうございます」
これらの言葉を教えているのは斎藤一人(さいとう ひとり)さん。
困ったときや嬉しいときに、声に出すか心の中で唱えるそうです。
斎藤一人さんの教えである人間の魂の向上の話はYouTubeでも見られます。
なぜアメノミナカヌシ様なのか、効果はあるのかなどまとめました。
斎藤一人が語るアメノミナカヌシ様
斎藤一人さん曰く、アメノミナカヌシ様とは天の中心の神様なんだそうです。
日本には天照大御神(あまてらすおおみかみ)様をはじめ多くの神様がいます。
そのあらゆる神様はアメノミナカヌシ様のお使いなんだとか。
アメノミナカヌシ様は神様界のトップなんですね。
斎藤一人さんはそんなアメノミナカヌシ様とよくお話をするんだとか。
そのお姿は白い玉の形をしているとそうです。
ただ、一般的にいわれるアメノミナカヌシ様は斎藤一人さんの主張とは異なっています。
古事記に登場するアメノミナカヌシ様
古事記に登場するアメノミナカヌシ様は正体不明の神様です。
混沌とした世界が天と地に分かれたときに最初に現れた神様だと古事記に記されています。
現れたあとすぐに身を隠したという謎が多い存在です。
アメノミナカヌシは漢字で「天之御中主神」と書きます。
また、造化三神の1柱です。
造化三神とは天地が分かれたときに出現した3柱の神様で
- 天之御中主神
- 高御産巣日神(たかみむすひのかみ)
- 神産巣日神(かみむすひのかみ)
のことをいいます。
造化三神は男女の区別のない神様、「独神(ひとりがみ)」です。
「延喜式神名帳」と神仏習合から見るアメノミナカヌシ様
天之御中主神は、あまり有名な神様ではありません。
日本全国の神社とおまつりしている神様をリスト化した平安時代の書物「延喜式神名帳」。
この中に天之御中主神をおまつりする神社は、1つも確認できませんでした。
天之御中主神は当時の日本で信仰されていなかったんです。
近世になり仏教(密教)が日本に入ってきます。
これにより神仏習合思想が生まれ、神様と仏様が同一視されるようになりました。
仏教では北極星(天の中心)を神格化した存在は妙見菩薩です。
その妙見菩薩と天之御中主神は習合し、おまつりされるようになりました。
不思議なことに妙見菩薩の寺はあっても、天之御中主神をまつる神社はなかったそうです。
その後、明治時代の神仏分離をうけ、主祭神としておまつりされるようになりました。
ちなみに、斎藤一人さんの発言の「天之御中主神は天の中心で、その他の神様はそのお使い」というような記述は確認されていません。
確かに、漢字での表記名が天之御中主神=天の中心の神様という意味にはなります。ですが、記紀神話を見ても、明言されていないんです。
天の岩戸神話では大嘗祭の準備のために機織りの神様が神御衣(かむみそ)を織っています。
大嘗祭を行うのは天照大神です。
天照大神が大嘗祭で神様をおまつりします。
このことから、おまつりする神様に天照大神が仕えていると考えられるでしょう。
しかし、何の神様をおまつりしているかは書かれていません。
なので、天照大神が仕えているのが天之御中主神であるかどうかは不明です。
伊邪那岐と伊邪那美命の国生みの際にも「天つ神」に指示されている描写があります。
指示した神様の存在はぼかされていて、天之御中主神であると断定できません。
また、姿に関しても記載がなく、名前だけ出てきたという感覚に近いです。
心の中で唱えるアメノミナカヌシ様への言葉
「アメノミナカヌシ様、お助けいただいてありがとうございます」
斎藤一人さんは、この言葉を朝起きぬけと、夜の眠る間際に唱えると良いと言います。
また、ふとした時に、何度でも言ってよい言霊です。
繰り返し唱えることで神様に助けてもらいやすくなるのだとか。
はづきさんそうですよ❗️
サムハラ神社です⛩
2月に入ってから斎藤一人さん提唱の「アメノミナカヌシ様、お助けいただきましてありがとうございます」という言霊を毎日欠かさず唱えています?
アメノミナカヌシ様を祀る神社をリサーチして、この神社を知ったんですよ?— 黒スプレー@プライベート垢 (@kuro_spray55) April 23, 2024
アメノミナカヌシ様お助け頂きまして有難う御座います。?
#アメノミナカヌシ #天之御中主神様 #アメノミナカヌシ様お助け頂きまして有難う御座います #言霊 #ありがとう #拡散希望
— 天之御中主神様崇拝垢、言霊おじさん (@kotodama_ojisan) April 26, 2024
助けを求める時の言葉
助けを求めるときは「アメノミナカヌシ様、お助けください」と唱えます。
地震や津波が起きたときもアメノミナカヌシ様にお願いすれば助かると斎藤一人さんは説いています。
神様に守られている人は、寿命が来るまでは死なないのだそう。
日本は災害大国なので、アメノミナカヌシ様に助けを求める機会は多いかもしれません。
毎日、アメノミナカヌシ様お助けいただきましてありがとうございます×100回、ありがとう×1,000回、ついてる×1,000回の言霊を呟いている?おかげさまで特に満身創痍の70代後半の母親も脳梗塞を2回患った80代後半の父親も、なんとか元気に生活してくれている?ホンマにありがとうございます?
— 真愛 (@manata358) April 24, 2024
感謝を伝える時の言葉
感謝を伝えるときには「アメノミナカヌシ様、ありがとうございます」と唱えます。
「波動を高くし豊かになる」「安心の波動を出す」ということが大切なんだそうです。
何かいいことがあったら、アメノミナカヌシ様に感謝を伝えるのもいいかもしれません。
斎藤一人はどんな人?
実業家の斎藤一人さんは「銀座まるかん(旧:銀座日本漢方研究所)」の創設者です。
斎藤一人さんがアメノミナカヌシ様と初めて出会ったのは幼いころ。
飼っていた猫が死んだとき、頭に白い玉が降りてきたそうです。
この白い玉がアメノミナカヌシ様でした。
聞けばなんでも答えてくれたようです。
斎藤一人が広めている考え方って?
斎藤一人さんは書籍やYouTubeで人間の魂の向上について話されています。
どうやら感謝が鍵となっているようです。
「ひらめきは奇跡であり、神様に教えていただいたもの。
奇跡と言えば奇跡が起こり、神に感謝すれば、またまた奇跡は起こる」
YouTubeの中で、このように説いています。
豊かになるには正当な欲が必要だと、人の楽しみを肯定している様子です。
このことから言霊の力で明るくポジティブに生きることを推奨しているのがわかります。
また、恐怖の波動は恐怖を呼び寄せるそうです。
そのため、もうすぐ災害が起こるなど悪い予言は言ってはいけないと忠告も。
さらに、死後他人に無関心だった人は地獄にいくとも語っています。
他人に関心を向け、思いやることで回避できるそうです。
斎藤一人さんの言葉はYouTubeにもたくさんあがっています。
興味を持った方はのぞいてみてはいかがでしょうか?
天国言葉と地獄言葉とは?
言葉には天国言葉と地獄言葉の2種類があると斎藤一人さんはいいます。
天国言葉は波動を上げる、明るく前向きなもの、感謝を伝えるものです。
特に言うと良い言葉として、以下が挙げられています。
- 愛してます
- ついてる
- うれしい
- 楽しい
- 感謝
- 幸せ
- ありがとう
- 許します
これに対して真逆の地獄言葉があります。
これらは後ろ向きなものや、人を傷つける言葉です。
- ついていない
- 不平不満
- 愚痴泣き言
- 悪口、文句
- 許せない
天国言葉はいいものを、地獄言葉は悪いものを引き寄せるそうです。
そのためできるだけ天国言葉を使うといいとされています。
「愛してます」
「ついてる」
「うれしい」
「楽しい」
「感謝してます」
「しあわせ」
「ありがとう」
「ゆるします」アメノミナカヌシ様お助け頂きまして有難う御座います?
#天国言葉 #愛してます #ついてる #嬉しい #楽しい #感謝してます #幸せ #ありがとう #ゆるします
— 天之御中主神様崇拝垢、言霊おじさん (@kotodama_ojisan) April 26, 2024
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回はアメノミナカヌシ様の言霊と斎藤一人さんについてまとめました。
- アメノミナカヌシ様は正体不明の神様
- 神様としての信仰は比較的新しい
- 毎朝毎晩、言霊を唱えると良い
- アメノミナカヌシ様に感謝や助けを伝えると良い
- 斎藤一人さんは実業家で「銀座まるかん」の創始者
- 感謝をすることで波動を上げられる
- 言葉には天国言葉と地獄言葉の2種類がある
少しでも人生を好転させたいなら、「アメノミナカヌシ様、お助けいただいてありがとうございます」と唱えてみるといいかもしれませんね。