「流浪の月」は凪良ゆうさんが書かれた小説です。
2020年に本屋大賞を受賞し、2022年5月に映画が初公開されました。
とても重厚感のある映画ですが、下半身が露出するシーンや気まずいシーンが多々あります。
また、意味がわからないという声も数多く上がっているそうです。
そこで今回は、「流浪の月」の各シーンについてご紹介していきたいと思います!
「流浪の月」で下半身を露出したシーンについて解説!
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「流浪の月」の最後のシーンを見て、衝撃を受けた方もいるのではないでしょうか。
最後のシーンとは、文を演じる松坂桃李さんが下半身を露出している映像です。
しかも、ほぼモザイクなしで映されているとのこと。
さらに驚きなのが映っている男性性器のサイズ。
一般男性の男性性器よりかなり小さいのだそうです。
こちらはマイクロペニスと言われる病気のようですね。
正常な形をしていながら、ペニスの長さがそれぞれの年齢の平均値よりも極端に短い状態を指します。非勃起時に伸ばした陰茎の長さ(恥骨結合~亀頭先端)が、日齢1以降の新生児期で2.4cm未満、6か月時で2.6cm未満、1歳6か月時で2.8 cm未満、3歳時で3.0cm未満であれば小陰茎と考えます。
マイクロペニスになる原因として遺伝や肥満、男性ホルモン不足があげられるそうです。
文が最後の最後まで隠したかった理由はこのマイクロペニスという病気があったからなんですね…
「流浪の月」の気まずいシーンとは?
下半身を露出する映像以外で気まずいシーンといわれているのが、濡れ場が多いということです。
濡れ場のシーンは合計3回。
かなり細かい描写までされていたり、DVありきの濡れ場もあります。
誰かと一緒に見るのは少々気まずいものがあるかもしれないですね。
「流浪の月」の概要
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凪良ゆうさんの作品として、2019年8月に単行本が出版されました。
その後第17回本屋大賞を受賞。
2022年には創元文芸文庫の創刊ラインナップとして文庫版が刊行されています。
あらすじ
ある日の夕方、雨の公園でびしょ濡れになっていた10歳の少女・家内更紗に、19歳の大学生・佐伯文が傘をさしかける。伯母に引き取られて暮らす更紗は家に帰りたがらず、文は彼女を自宅に連れて帰る。更紗はそのまま2カ月を文の部屋で過ごし、やがて文は更紗を誘拐した罪で逮捕される。“被害女児”とその“加害者”という烙印を背負って生きることとなった更紗と文は、事件から15年後に再会するが……。
新しい人間関係への旅立ちや、浅薄な理解が人を追い詰め、孤独感を抱く過程を徹底して描かれた作品になります。
キャスト
家内更紗(かない さらさ):広瀬すず(ひろせ すず)
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10歳の時に文と出会い「女児誘拐事件の被害者」とされる。
レストランでアルバイト中。
佐伯文(さえき ふみ):松坂桃李(まつざか とおり)
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大学生の時、更紗と過ごし「誘拐犯」とされる。
カフェcalicoを営む。
中瀬亮(なかせ りょう):横浜流星(よこはま りゅうせい)
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更紗の現在の恋人。
上場企業のエリート会社員。
谷あゆみ(たに あゆみ):多部未華子(たべ みかこ)
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文の現在の恋人。
看護師。
映画
2022年5月13日に公開。
監督は「悪人」や「怒り」を手掛けた李相日(リ・サンイル)さん。
撮影監督は「パラサイト半地下の家族」を手掛けたホン・ギョンピョさんです。
李相日さんのプロフィール
小学校から高校まで朝鮮学校に通い、大学卒業後に日本映画学校で学ぶ。卒業制作で撮りあげた「青・chong」(99)でPFF(ぴあフィルムフェスティバル)のグランプリを含む4つの賞を受賞、スカラシップ作品「BORDER LINE」(02)で劇場デビューを果たす。その後、村上龍の自伝的小説を宮藤官九郎の脚本で映画化した「69 sixty nine」(04)の監督に抜擢。常盤ハワイアンセンターでの実話を元にした「フラガール」(06)は、その年の国内の映画賞を総なめにし、日本代表作品として米アカデミー外国語映画部門にエントリーされた。4年ぶりの長編「悪人」(10)はモントリオール世界映画祭や釜山国際映画祭で上映され、国内外で高い評価を得ている。
ホン・ギョンピョさんのプロフィール
日本作品に初参加となったホン・ギョンピョは、韓国を代表する撮影監督。ウォン・カーウァイ作品の撮影監督として知られるクリストファー・ドイルのもとで経験を積み、「ハウドゥン(夏雨燈)」(キム・シオン監督)で撮影監督デビューを果たす。ポン・ジュノ監督とは「母なる証明」「スノーピアサー」でもタッグを組んでいる。主な作品には「反則王」(キム・ジウン監督)、「海にかかる霧」(シム・ソンボ監督)、「哭声 コクソン」(ナ・ホンジン監督)などがある。
「流浪の月」の意味とは?
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タイトルの「流浪の月」ですが、流浪には「住むところを定めず、さまよい歩くこと」という意味があります。
15年前の事件により、他とは違う生き方をそれぞれ歩んできた二人の葛藤を描いているのではないのかと思われます。
また、タイトルの意味から「自由に流れていく月のようなあり方」を願う文と更紗自身のことを言っているのではないでしょうか?
視聴者に伝えたいこととして…
この作品では「知っているつもり」「わかったつもり」「『私はあなたに理解ある』と思っているあなたは何もわかっていない」という浅薄な理解が人を追い詰め、「誰もわかってくれない」という孤独感を抱かせる過程を徹底して描く。
――まるで今の環境に置かれた私たちの話ではないか。
『流浪の月』が示しているのは、たくさんのひとと浅くつながることが孤独を癒すのではなく、たったひとりかふたりでも、得がたい経験を分かち合ったことのある、心から信頼できる相手をもつことが安らぎをもたらす、ということだ。
ソーシャルディスタンスの時代に本作が評価されたことには、とても意義深いものがある。
引用:ヤフーニュース
人との関わりが以前より少なくなっている今の私たちに伝えたいことなのではないでしょうか?
まとめ
- 下半身露出シーンはマイクロペニスと言われるもの。
- 濡れ場のシーンは合計3回。
- タイトルの意味は文と更紗の葛藤を描いているのでは。
いかがでしたか?
今回は映画の内容を主体に解説していきました。
小説も読むことでさらに理解が深まるのではないでしょうか♪
ここまで読んでいただきありがとうございました!